開催レポート
日本の製造業は、高い国際競争力持つ生産体制を構築し、様々な産業に高機能な部品・素材を提供することで日本経済を支えてきました。しかし、グローバル競争の激化やサプライチェーンの変動、内需の減少と外需の拡大といった変化や、電子産業の発展に伴う事業構造の変革、生産プロセス革新の必要性に直面しています。一方、中国はロボットに代表されるハイテク分野の産業が急速に成長しており、日本の製造業にとっても未だ大きな可能性を有しています。
1月23日、FNAは大阪府上海事務所との共同で、「日中製造業の発展と中国市場でのビジネスチャンス」をテーマに、中国ビジネスセミナーを開催しました。50社の在日企業および関連機関が参加し、製造業における中国市場でのビジネスチャンス、市場開拓におけるノウハウなどについて情報共有をしました。
大阪府商工労働部課長の中谷敬氏が歓迎の挨拶をし、次にKEENON Robotics、ミツトヨがメインスピーカーとして登壇。海外へと事業を拡大する中国企業の成長の見通しや、日本企業の中国ビジネス戦略について、変化の速い中国市場で成長を遂げた2社にご講演いただきました。
KEENON Roboticsは日本を始め世界各地のマーケットに配膳・清掃ロボット事業を展開している中国代表企業。日本営業責任者の飯田弘介氏の紹介によると、労働力不足に悩む日本では、サービスロボットの需要はさらに拡大するでしょう。会場では、KEENON Roboticsの配膳ロボットによる資料配布も実演されました。
上海ミツトヨ董事長総経理の坂田幸寛氏は、自社が中国で20年以上にわたり発展してきた歴史と経営戦略を軸に、中国市場の自動車、スマートフォン、半導体など産業の現状と展望について語りました。また、中国での生活経験も共有し、日本の企業家たちに対して、中国における理解をさらに深めました。
FNA総経理の兪婕氏は、自動車、設備製造、電子IT、新材料、新エネルギー、医療機器という6つの分野から、中国でのものづくりにおける日系企業の可能性について分析しました。
大阪府上海事務所所長の南浦秀史氏は、「日中企業間のビジネス交流を支援し、特に中国華東地域への進出を考えている日本企業へサポートを提供」と述べていました。最後には質疑応答が行われ、参加企業に対して中国製造業の発展現状やトレンドを再認識し、中国市場環境を多角的に把握する機会を提供しました。
2024年、中国経済は新しい挑戦と機会に直面しています。製造業は国民経済の基盤として、安定した成長を続け、中国経済発展の持続力を大幅に向上させています。また、「高水準な対外開放の拡大」の政策が、日中経済貿易協力に新たなチャンスを与え、日中両国がさまざまな分野で協力を深め、ウィンウィンの関係を築けることを確信しています。