開催レポート
中国における「新たな質の生産力」の発展が加速しており、日本企業にとって巨大なビジネスチャンスが存在しています。特に、新エネルギー自動車、水素エネルギー、電池、新素材、低炭素・環境、人型ロボット、低空経済、スマート農業、医療などの最先端分野では、日中企業の共同研究開発による技術アップグレードの実現が期待されます。 一方、経営管理面では、サプライチェーンの再構築、新規顧客の開拓、中国市場戦略とコア競争力の強化など、新たな課題に直面しています。
2024年12月5日、ファクトリーネットワークチャイナ(FNA)が主催する「第27回日中ものづくり商談会兼2024日中未来産業大会」は、在上海日本国総領事館、日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所、上海日本商工クラブおよび日本の地方政府・銀行などの有力機構が後援として、上海マートで開催されました。
FBCものづくり商談会は、FNAが主催する日中製造業間のビジネスマッチングイベントとして、2005年から上海で開催してから、江蘇、広東、重慶など中国各地域にも展開し、合計60回以上開催しました。今年のFBC上海は27回目を迎えるに際し、日中が協力して発展できる未来産業の新分野に焦点を当て、自動車、機械設備、電子電気、エネルギー、環境を中心に、中国の大手企業の調達部門、製造メーカーの技術・生産部門、上場企業や「専精特新」企業の経営陣など、製造業に特化した出展企業68社と来場企業398社の代表が一堂に会しました。
開幕式では、在上海日本国総領事館総領事・大使の岡田勝氏、日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所副所長の高村大輔氏、上海日本商工クラブ局長の中村仁氏、FNA総経理の兪婕氏から歓迎の挨拶をいただきました。続いて「中国市場戦略セミナー」を開催し、HUAWEI、HRC、村田機械、堀場、キヤノンなど日中トップ企業の代表者がメインスピーカーとして、デジタル戦略、新材料の応用、自動化技術、エネルギー・環境と半導体、中国市場戦略などのテーマについて講演しました。
昼食会が終了した後、出展企業は事前に予約したスケジュールに従って、技術アップグレード、共同研究開発、海外提携先開拓などの面でマッチングを行う同時に、来場企業との自由商談も行いました。
12月6日、出展企業にスマート工場と自動化管理を体験する機会を提供するため、工場見学交流会が開催されました。企業代表一同は上海フォルクスワーゲンとTotoleの工場を訪れ、自動車のフレキシブル生産ラインや、食品工業の技術革新と厳格な品質管理体制を見学しました。その後、China Cord Bloodの上海バイオテック基地を訪れ、幹細胞技術の発展状況および医療健康分野での応用を近距離で学びました。
2024年、中小企業は生き残りをかけてさまざまな問題に直面していますが、それでも私たちは中国にはまだ多くの潜在的なビジネスチャンスがあると信じています。この背景の下、日中製造企業が共同で新興産業に注目し、新たな協力のチャンスをつかむべきだと考えています。今回のイベントが日中企業にとって、「新たな質の生産力」を共に創り出し、新たな道を切り開くための契機となることを期待しております。