開催レポート
2025年6月19日、ファクトリーネットワークチャイナ(以下FNA)と三丰精密量仪(上海)有限公司(以下ミツトヨ)は共同で、「2025年新エネルギー電動駆動システム検査応用フォーラム——『ミツトヨ』日中技術交流会」をミツトヨ蘇州支社にて開催しました。本イベントは、新エネルギー電動駆動システムの精密測定技術の革新に焦点を当て、業界内の知識共有と技術交流を促進し、産業協力の深化を図り、同業界の発展に新たな原動力を注入することを目的としています。
世界の自動車産業が電動化、知能化、コネクティビティ化への転換を加速する中、電気駆動システムは新エネルギー車の中核部品として、その信頼性や安全性が車両全体の品質とユーザー体験を左右する重要な要素です。精密検査技術は、電動駆動システムの安全かつ効率的な運用を保証する基盤として、産業の高度化を推進する中核的な支柱となっています。
本イベントには、モーター材料・部品、パワー半導体、センサー、冷却システムなどの分野から、技術専門家や企業経営者を含む53名の関係者が参加しました。テーマ講演、グループディスカッション、ショールーム見学などを通じて、電動駆動検査技術の革新と精密測定技術の産業応用を共同で模索しました。
開会式では、FNA総経理の俞婕氏とミツトヨ董事長兼総経理の坂田幸寛氏が挨拶し、参加者に歓迎と感謝の意を表しました。また、中国新エネルギー自動車産業の急速な発展を背景に、本イベントが日中企業間の電動駆動システム精密測定分野における技術交流を活性化し、産業サプライチェーン全体の協調的イノベーションを加速することを期待すると述べました。
続いて、ミツトヨ営業部の余澔氏が同社の沿革、製品ラインナップおよび新エネルギー自動車分野における検査ソリューションを紹介し、参加企業が製造精度の向上と工程プロセスの最適化を図る上で新たな視点を提供しました。

FNA総経理
俞婕

ミツトヨ董事長兼総経理
坂田幸寛

ミツトヨ営業部
余澔
講演テーマ|午前
低オン抵抗・高信頼性SiC MOSFETの産業化進展
清纯半导体(宁波)有限公司
自動車事業部副総経理 雷光寅氏
800V高電圧駆動モーターの開発技術
华域汽车电动系统有限公司
技術センター首席 宋志環氏
軽量電動駆動アクスル統合ソリューション
利纳马汽车系统(无锡)有限公司
研究開発部主管 盛鋭氏
昼食後、参加者はグループに分かれてミツトヨのショールームを見学しました。同社技術者による実演と応用説明を通じて、高精度測定装置が電動駆動システムの設計・製造・検証工程全般において果たす役割を直感的に理解しました。
講演テーマ|午後
分散駆動インホイールモーターの重要技術
及びNVH開発
上海电驱动股份有限公司
副技師長 朱克非氏
パワーデバイスから見た高電圧電動制御システムの開発方向性
英飞凌科技(中国)有限公司
シニアマーケティングマネージャー 张昌明氏
高性能電動駆動システムの発展動向と主要技術
广汽埃安新能源汽车股份有限公司
電動駆動システム部シニアマネージャー 王配氏
テーマ講演後、参加者は「電動駆動システムの統合化にに向けた将来展望」をテーマにグループディスカッションを展開し、内容は多様な技術アプローチの融合・革新から産業サプライチェーン上流・下流の協調的強化まで多岐にわたりました。参加者からは、将来の電動駆動システムは「多機能一体型」への高度な統合化が加速するという見解が広く共有されました。企業は市場動向を注視し、戦略的配置を柔軟に調整し、コア競争力を継続的に向上させる必要があることが強調されました。
本イベントは、日中企業が新エネルギー自動車「三電(電池・モーター・制御システム)」分野における精密測定技術を効率的共有するプラットフォームを構築しました。多くの参加者は、「業界に入った当初からミツトヨのマイクロメーターなどの測定機器を使用しており、その精度と信頼性に常に高い評価を持っている」と述べ、今回の技術交流によりさらなる協力関係の強化を確認しました。
世界的な精密測定技術のリーダーであるミツトヨは、20年以上にわたる中国市場での実績を活かし、現地化戦略を継続的に推進してきました。新エネルギー自動車の計測・検査分野では、電動駆動システムの「設計検証―工程管理―製品検査」全プロセスをカバーするソリューションを確立しています。今後もより高度な測定技術を通じて、中国新エネルギー自動車産業の高品質な発展に貢献してまいります。