開催レポート
2025年11月12日~13日、FNA会員企業であるミツトヨの主催により、中国計量科学研究院、牧野フライス、岡本工作機械、今尾など、業界を代表する機関・企業の協力を得て、「先端技術専門セミナー in常州」が常州富都VOCOホテルにて開催されました。
本イベントには、長江デルタ地域の製造業における経営陣、品質管理エンジニア、設備代理店など、500名を超える専門家が一堂に会し、「高精度化」が進む新たな製造パラダイムと協業の機会について、活発な議論が交わされました。開幕式には、常州国家高新技術産業開発区(新北区)の関係部門責任者もご臨席されました。
開幕挨拶でミツトヨの坂田幸寬董事長兼総経理は、来賓に対し熱烈な歓迎と感謝の意を表するとともに、ミツトヨが20年以上にわたる中国市場での事業展開を通じて、ローカライズ戦略の深化と半導体・新エネルギー自動車といった重点分野への貢献に注力し、先進的な製品とソリューションの導入を継続してきたことを強調しました。続いて、東裕之部長は「精密計測はスマート製造の核心である」と指摘し、ミツトヨが先端計測技術とソリューションの共有を通じて、パートナー各社と連携し、産業の高精度化とスマート化を推進していく方針をを明らかにしました。

董事長兼総経理 坂田幸寛

部長 東裕之
【基調講演】業界の核心ニーズに応える技術解説と実践知の共有
主催社であるミツトヨは、創業以来積み重ねた約100年の精密計測技術に基づき、スマート化・自動化の核心ニーズに焦点を当て、高精度部品加工の効率向上を多角的に支援する3本の講演を実施し、コア技術から実践応用までを体系的に解説しました。
「デジタル網膜-インテリジェンド画像測定技術が自動化生産ラインを革新」
「精度・効率・洞察-三次元測定技術が製品品質のパラダイムを再構築」
「多技術融合による精密測定技術のスマート製造への応用」
中国計量科学研究院は、計量標準化の発展方向について詳細に分析し、生産現場での精度リスクを回避する上で示唆に富む、権威ある指針を提示しました。
また、岡本工作機械、牧野フライス、今尾各社も、現場視点に立った実践的ソリューションを紹介し、参加者から広く共感を呼びました。参加者は講演後の交流を通じ、先端技術の知見のみならず、自社のコスト削減と生産性向上に向けた新たな視点を得る良い機会となったようです。
「ペロブスカイト太陽電池と岡本の高精度研削盤ソリューション」
「幾何の課題、公差の極限:牧野とミツトヨの協調が示す解答」
【展示コーナー】体験型製品展示で高効率生産を提案
会場内に設置された体験型製品展示コーナーは、ミツトヨのインテリジェント画像測定機や高精度三次元測定装置など、数多くの測定機器を展示し、自動化生産ラインにおけるスマート測定の具体的な価値を参加者に実感いただく場を提供しました。
本イベントは精密測定分野における専門的な技術交流の場として、計測科学、精密加工、スマート検査の深い融合を促進する役割を果たしました。ミツトヨは本年、業界のニーズに応じて他にも複数の技術セミナーを開催しています。6月の「新エネルギー駆動システム検査応用セミナー」、7月の「第2回新エネルギー・半導体応用セミナー」(チップ製造・封裝テスト工程の測定課題に応える)、8月の「新エネルギー・スマートシャシー応用セミナー」(シャシー精度を「ミリ時代」から「ミクロン時代」へ導く)など、常に産業の高品質な発展を技術面から支えてきました。
2026年を見据え、ミツトヨは自社の技術基盤と業界ネットワークをさらに活用し、技術革新を通じて市場の期待に応えるとともに、業界のニーズに即した技術交流活動をより多く開催し、中国の新エネルギー自動車及び半導体産業の高品質発展を全力でサポートしていきます。
FNAも今後は、プラットフォームとしての架け橋機能を一層強化し、多様化かつ専門的な産業連携の場を構築し、より多くの産業リソースを結集することで、サプライチェーン全体の協調創新と深度融合を力強く支援してまいります。