■顧客の”困った”に対応できる他社には真似できないノウハウの塊り
まず原料となるポリマー(ゴム)に関して、車載ゴム部品等に特化している企業が使う原材料の種類は数種類が通常であるのに対して、同社では大分類で20種類程度、小分類で100種類程度を扱う。更にポリマーに薬品を混入し化学反応をさせる事で成形品を製造するが、薬品は500種類程度。成形品を製造するためのレシピは少ないもので2種類のポリマーと薬品からなるが、例えばカメラのレンズ部分の周り使われるようなゴム部品では15-20種類の原料から構成されるようなものもある。そして同社が保有するレシピは何と20,000パターンに上るというから驚きだ(うちよく使われるのは2,000程度)。
レシピ情報は日本を中心に長年の蓄積の中であらゆる分野の様々パターンが登録されている。どの材料番号がどの部品に使われたという情報が蓄積されており、要求される使用用途に対して、すぐに過去に製造した同様の製品から最適なレシピを割り出せるのがポイントだ。これは長い期間、多くの業種に対して多品種の製品を提供し続けてきたからこそできる事であり、簡単に他社が真似できる事ではない。