実績に基づいた同社のレシピは、結果として顧客でも想定し得ないトラブルを事前に防ぐ提案を可能とし、検証の時間も短縮できる。トータルで考えると製造リードタイムが他社よりも圧倒的に短納期で実現できる所以だ。
基本的に規格品の取扱いは少なく、基本は受託製品であるため、同社が保有する金型とその図面の数も他社を圧倒する。その数はグループ全体で実に1万個弱。小ロット対応しているという事もあり長いものは30年以上使われている金型も存在する。日本では金型専用の倉庫まであるほどだ。過去に起こった製造上の問題と解決方法が蓄積されているため、一般に成形しにくいもの、形状的に不良が出やすいもの等は顧客から図面を入手した段階で直ぐにフィードバックと改善提案が可能。
● 匂いがしないゴム部品が必要(化粧品容器に使われる部品等)→ 対策法:低臭ゴムの開発
● ゴムリングで期間が経った際、白い粉が出てしまうのを防ぎたい → 対策法:材料を完全
に化学反応させるための材料配分調整と成形方法の工夫
● ゴムの収縮率を安定させたい → 材料性能の再考と金型の精度