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FNAマガジン16年10月号に掲載しました➁

2016-10-27
  • ここで生産するのは、自動車のドアやボディに組み付けられ、重要なシール部品と位置付けされるゴム成形品を作るための金型など。バランスと精度が要求され、製造の過程で生じるバリに関してもゼロか簡単に切れやすくしなければならない。ゴム製品は内部にガスが溜まりやすいことでも知られており、これを逃がす設計も求められる。小部品のゴムなれど、されどゴム。日本で培った80年間の歴史と技術がここに活かされている。  スタッフは総勢15人ほどだが、全員が現場を任された精鋭揃い。技術系の人員には広島の本社で3カ月間の研修を積ませ、CAD、機械の操作手法と仕上げ技術を会得させている。「簡単なものなら、タイ法人内で完結できるようにまでなりました」と平岡社長。  品質の維持向上には十二分の注意を払っている。工場内の温度を一定に管理するため、この類の工場では珍しい空調設備も早期に導入した。「多少とも効率や経済性が落ちたとしても丁寧に取り組もうと心掛けました。日本よりも丁寧に。手間を掛け、顧客の修正にも応じるようにしました」(同)。今では多くの取引先が高品質と推すほどの折り紙付きだ。