タイ現法ではこのたび、超高精度ワイヤー放電加工機の2台目を導入した。形状・ピッチ加工精度が高く、既にワイヤーカット部品のみを組み込んだだけの金型でクリアランス2μm(0.002ミリ)を実現しており、特に薄物などで威力を発揮している。
「高精度の設備と熟練工の融合で差別化を図る」と語る西村MD。同社では、熟練技によってクリアランス「ゼロ」を実現し、0.04ミリの焼入リボン鋼の打ち抜き、アルミ100%せん断加工などを容易くこなしている。「当初より精密プレス加工を得意としてきたメーカーです。例えばアルミ部品にこの技術を応用すると、バリの発生を抑制できます。その結果、バリ欠落よって生じる打痕の無い綺麗な製品を量産できます」(同)。
タイでの事業は現在、金型および金型部品の設計・製作が30%、量産プレス加工が70%という割合(15~200トン)。金型に関しては保守・新規製作やワイヤー放電による部品製作、プレスに関しては支給型での量産も引き受けている。「今後は金型の設計・製作の割合を引き上げ、量産プレス加工ではより本領が発揮できる精密加工を手掛けていきたい」と語りインタビューを締めくくった。